会長挨拶
令和8年度日臨技中部圏支部医学検査学会(第64回)
会長 森本 剛史
(松波総合病院)
会長 森本 剛史
(松波総合病院)
令和8年度日本臨床衛生検査技師会中部圏支部医学検査学会(第64回)を開催するにあたり一言ご挨拶申し上げます。
令和8年10月31日(土)・11月1日(日)の2日間、岐阜県長良川国際会議場におきまして、中部地区6県(愛知、岐阜、三重、静岡、富山、石川)の臨床検査技師が参加して行われます。
前回、令和元年度に第58回の本学会が岐阜県で開催されたときは、台風19号が直撃して、大幅な縮小を余儀なくされました。当時私も実務委員でしたが、水没した新幹線の映像を朝のニュースで見て、不安を抱えたまま会場に向かったことを鮮明に覚えております。まずは災害もなく無事に開催されることを願っています。
さて、本学会ではテーマを「臨床検査の『力』で未来を拓く」~技術力・連携力・応用力・人間力・創造力~といたしました。近年、超高齢化社会が進行し、医療費の増加と社会保障費の膨張が深刻化する中、労働力不足によるタスクシフト導入や病院経営の危機による病院統廃合や地域医療構想の再編が進行中であり、残念ながら明るい話題は少ない状況となっています。しかしながら医療技術は著しい進歩を遂げており、特に遺伝子診断やAI技術の進歩により、医療が様変わりしていこうとしています。私たち臨床検査技師も、直面する問題解決や新技術への対応に、チーム医療の一員として乗り遅れることなく、臨床検査の『力』をもって連携して未来を拓く必要があります。本学会で参加者各々の立場において、後押しする『力』となれば幸いです。
さて、『岐阜』は織田信長によって命名された地域で、信長の思いや天下布武を目指す意思が示されたともいわれており、歴史的要素が数多く存在します。『岐阜』の地で歴史の声に耳を傾けるのも一興かと思います。本学会が新たな知見の鍵となり、みなさまの『力』になれることを切に願っております。
末筆ながら、皆様方のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。