会長挨拶
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第37回日本気管食道科学会認定気管食道科専門医大会 会長 小川 武則 (東海国立大学機構 岐阜大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野) |
この度、第37回日本気管食道科学会認定気管食道科専門医大会の会長を拝命いたしました、岐阜大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野の小川武則でございます。2027年3月6日(土)・7日(日)の2日間、長良川国際会議場において本大会を開催させていただき、大変光栄に存じます。歴史と伝統ある本専門医大会の開催にあたり、日本気管食道科学会理事長をはじめ、学会役員、会員の皆様、ならびに関係各位のご支援、ご厚情に心より御礼申し上げます。
今回の大会テーマは「気管食道科学の楽市楽座 ― 多様な知恵と技術の交流 ―」といたしました。「楽市楽座」は、戦国時代に織田信長が美濃・岐阜を拠点として進めた自由な商業政策の象徴として広く知られています。従来の既得権や垣根を取り払い、多様な人々が自由に集い、交流を通じて新たな価値を生み出すという理念は、専門医大会が目指す姿にも通じるものがあります。また、本大会は、「第39回日本喉頭科学会総会・学術講演会」および「第32回日本形成外科手術手技学会」との合同開催となっております。気管食道科学は、耳鼻咽喉科、外科、内科、形成外科をはじめとする多くの診療科が連携し、呼吸、嚥下、音声といった生命活動の根幹を支える機能を対象とする学際的な領域です。それぞれの専門性を持ち寄り、臨床・研究・教育の成果を共有することで、より良い医療へと発展させていくことが、本学会の大きな魅力であり使命であると考えております。このような合同開催は、まさに「楽市楽座」の理念を体現する場でもあります。診療科や施設、さらには世代の垣根を越えて自由闊達な議論が交わされ、それぞれの経験や技術、知見が融合することで、新たな連携や発想が生まれ、日々の診療や研究のさらなる発展につながることを期待しております。岐阜の地から、気管食道科学のさらなる発展につながる「交流の市場」を創出できれば幸いです。
開催地である岐阜は、織田信長が斎藤道三の孫・斎藤龍興から稲葉山城を奪い、この地を本拠とした際、中国の故事「周の文王が岐山より天下を興した」ことと、儒教の祖・孔子の生誕地曲阜にあやかり、「井ノ口」を「岐阜」と改めたことにその名の由来があります。 岐阜城をはじめとする歴史遺産と豊かな自然が調和する地域であり、1300年以上受け継がれてきた長良川鵜飼や美濃和紙などの伝統文化、飛騨牛や鮎料理をはじめとする豊かな食文化など、多彩な魅力を有しております。全国からお越しくださる皆様には、学術交流のみならず、この岐阜の歴史や文化、自然にも触れていただき、当地ならではの魅力を感じながら、有意義で心豊かな時間をお過ごしいただければ幸いに存じます。
教室員一同、参加される皆様にとって充実した専門医大会となるよう鋭意準備を進めております。多くの先生方のご参加を心よりお待ち申し上げます。
2026年7月