当番世話人挨拶

第59回制癌剤適応研究会
当番世話人 神田 光郎
(名古屋大学大学院医学系研究科 消化器外科学 教授)

 このたび、第59回制癌剤適応研究会を、2027年2月19日(金)に愛知県名古屋市のウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて開催させていただく運びとなりました。このような機会を賜りましたこと、世話人の先生方ならびに会員の皆様に厚く御礼申し上げます。 

 制癌剤適応研究会は、1968年に名古屋大学第二外科の近藤達平名誉会長を中心に、同好の士の集いとして発足した研究会です。以来、演題数ならびに施設会員数は着実に増加し、抗癌剤耐性機序の研究を主軸として、基礎研究から臨床研究へと領域を広げながら、我が国の癌研究および癌診療の発展に貢献する会となりました。これまで本研究会を育み、支えてこられた諸先輩方に、心より感謝申し上げます。

 名古屋大学の組織改編により第二外科から消化器外科学講座へと変遷して以降、第35回は中尾昭公先生が、第47回は小寺泰弘先生が当番世話人として本研究会を開催されました。このたび本研究会を担当させていただくことを、大変光栄に存じます。

 本研究会のテーマは「千変万化を識り、がんを制す」といたしました。癌研究の進歩により、癌細胞を取り巻く微小環境の理解が深まり、さまざまな作用機序を有する制癌剤が登場しております。一方で、癌の不均一性や治療抵抗性の獲得は、いまなお臨床の現場における大きな課題です。癌が示す“千変万化”の本質を正しく認識し、基礎・橋渡し・臨床のあらゆる側面から活発な議論が交わされる場となることを期待しております。

 近年、本研究会では一つの伝統として温泉地での開催を引き継いでいただきましたが、今回はあえて名古屋駅前での開催といたしました。お叱りを頂戴することもあるかと存じますが、その分、皆様にとって実り多い研究会となるよう、教室を挙げて準備を進めてまいります。多くの皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げます。

2026年 3 月吉日

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