会長挨拶

第43回日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会
会長 古川 洋志
愛知医科大学形成外科
会長

 この度、第43回日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会を、2027年7月16日(金)・17日(土)の両日、改修後の名古屋国際会議場にて開催させていただくこととなりました。愛知医科大学形成外科教室員ならびに同門会員一同、心より光栄に存じております。

 この伝統ある学会において、形成外科が学術大会を主催するのは15年ぶりで大変身の引き締まる思いです。本大会の開催にあたり、ご高配を賜りました学会役員および会員の皆様に深く感謝申し上げます。副会長の愛知医科大学皮膚科学講座主任教授の渡辺大輔先生と力を合わせて鋭意準備を進めております。

 私達は本学術集会のメインテーマを、「情熱と愛で皮膚がんに挑む!」といたしました。がんとの戦いは、現在患っていらっしゃる患者さんとご家族を支える戦いです。そしてこの戦いに一緒に挑んでくれる医療従事者の皆様、医薬品企業、医療機器企業の皆様に、ありがとうの思いを込めて、この学会を準備してまいります!

 本大会では、皮膚悪性腫瘍およびリンフォーマに対する集学的治療を中心に、幅広い分野から教育的かつ実践的なプログラムを企画しております。海外からの招待講演として、私が2003年から2004年にかけて留学させていただいた、Department of Surgical Oncology, University of Texas, M.D.Anderson Cancer Center の Jeffrey E. Gershenwald教授をお招きします。AJCC(アメリカ合同がん委員会)でご活躍中のGershenwald先生からは、米国のがん治療の現況と将来展望についてご講演いただく予定です。

 近年、免疫チェックポイント阻害薬をはじめとする薬物療法の進歩は目覚ましく、がん治療は大きく発展しました。また、ダーモスコピーを含む診断技術の進歩や、外科的切除と再建を融合させたOncoplastic surgeryの概念など外科領域においても進歩がございます。本大会では、これらの発展を俯瞰できる会員皆様に有益なプログラムを準備してまいります。また、日常診療に活かせる腫瘍切除から再建まで手術手技の今を動画で共有するセッションや、がん患者のアピアランスケアへの取り組みを検討する企画を計画中です。

 多職種が協働する本学会の強みを再認識し、次世代へとつなげていく契機となれば幸いです。皮膚科医、形成外科医、病理医、放射線科医をはじめ、皮膚がん診療に関わる多くの皆様にご参加いただき、本学術大会が皮膚がん診療のさらなる発展と人材育成に寄与することを心より願っております。

 学術大会における広報活動の主役として、メディカルイラストレーターとしても活躍中の総合大雄会病院形成外科部長の伊藤悠介先生のデザインによる、昭和のヒーローを彷彿させるキャラクターのポスターを、事務局の梅本泰孝先生が短い動画を作成しました。

 最後に、本大会の開催にあたりご支援・ご協力を賜ります皆様に深く御礼申し上げます。名古屋の地にて、2027年7月16-17日、皆様とお目にかかれますことを心より楽しみにしております!