会長 加藤 久和
(東海国立大学機構 岐阜大学医学部附属病院 形成外科)
この度は、第32回日本形成外科手術手技学会を長良川国際会議場にて開催させていただきますことを、会員の皆様に心より感謝申し上げます。
今回の学会のテーマは「テクニシャンたれ!」といたしました。
形成外科手術は美と機能を両立させる高度な技術を要求される分野です。技術者としてのプライドを持ち、先人から受け継いだ技術だけでなく、ロボット支援、デジタル画像解析、3Dモデリング、AIなどの最新のテクノロジーを取り入れながら、優れた「テクニシャン」でありたいというメッセージを込めています。
本学会は、1995 年に形成外科内視鏡手術研究会として始まり、手術手技の向上を目指して発展してまいりました。まさしくテクニックを語り合う学会です。テクニックとは手術の技術のみならず、手術をいい状態でできるようにする術前の処置や手術結果を美しくする術後処置を含み、それらの技術を高め、経験を積み習熟することでテクニシャンとなります。近年ではビデオ演題に力を入れ、写真や論文ではわからない上手い先生のテクニックを大きな画面で見ることができるようになりました。今回の学会でも、ビデオ演題に重きを置き、諸先生方が普段行われている美しいテクニックを動画中心で発表してもらいます。これらが参加者の皆様の今後の診療や教育に役立つことを願い、教室員一同有意義な学会になるよう準備を進めてまいります。
また、同じ会場で前日まで日本喉頭科学会、3/6の同じ日の別のフロアでは気管食道学会専門医大会が開催されます。形成外科とは重複する分野があり、お互いを高めあえて、一粒で二度おいしいような共同企画も検討しております。
長良川国際会議場は、名前の通り長良川河畔にあり、長良川の向こうには、織田信長が天下布武を発した岐阜城が望めます。近隣には川原町の古い街並みや長良川うかいミュージアムもあり、景観のみならず歴史も楽しむことができます。ぜひ、多くのテクニシャンに発表してもらい、テクニシャンを目指す先生方は、それを見て聞いてテクニシャンを目指してください。さあ「テクニシャンたれ!」