会長挨拶
第17回日本臨床栄養代謝学会中部支部学術集会 会長 森 直治 愛知医科大学 大学院医学研究科 緩和・支持医療学愛知医科大学病院 緩和ケアセンター・栄養治療支援センター |
第17回日本臨床栄養代謝学会中部支部学術集会を、2023年7月22日(土) に愛知県産業労働センター(ウインクあいち,愛知県名古屋市)において開催させていただくことになりました。本学術集会は日本臨床栄養代謝学会の中部支部会員が一同に会し、支部活動の中核となる学術集会であり、地域の臨床栄養に携わる医療者が交流する貴重な機会であります。支部会の再編により大きく中部支部会となった後、初の集合型開催として、名古屋の地で皆様をお迎えすることができることを非常に嬉しく感じております。また、大会長をさせて頂くことは大変光栄なことであり、スタッフ一同、誠心誠意準備を進めているところです。
今大会のテーマは「低栄養を診断しケアする!」とさせて頂きました。低栄養診断は栄養サポートの基本であり、適切な栄養ケアを行う上で不可欠です。栄養スクリーニング→アセスメント(低栄養診断)→栄養ケアという栄養ケアフローが診療報酬でカバーされ、資格によって質が担保されたNSTの存在とともに、世界に誇る栄養ケアを日本では提供することが可能になりました。しかし、実際の医療現場では不適切な栄養指標が用いられ、低栄養診断が適切にされないことも少なくありません。低栄養を診断し、ケアするという栄養サポートの基本を再確認し、基本に立脚した臨床栄養学の発展を期し、「低栄養を診断しケアする!」をテーマに本集会を開催させて頂きます。
2019年以来のコロナ禍により15、16回の2大会はオンライン開催となりました。第17回は名古屋での現地開催を予定しております。支部圏が広がる中でハイブリッド方式で開催を模索しましたが、予算等の問題があり、現地開催のみとさせて頂きました。多くの方々に現地会場で直接お会いし、活発な議論・懇親が行えるように切に祈っております。会場の愛知県産業労働センター(ウインクあいち)は名古屋駅から数分の利便性の高い立地にあります。名古屋駅周辺はリニア開業に向けた再開発がすすみ、レストランやホテルも充実し、活気あふれる街に様変わりしております。多くの皆様のご発表、ご参加を心からお待ちしております。