会長挨拶

第12回日本臨床栄養代謝学会 九州支部学術集会 開催に向けて

第12回JSPEN九州支部学術集会

会長 大脇哲洋

会長

2020年は年明けから新型コロナウイルス感染拡大を受け、日常生活のみならず、教育・研究・診療も大きな影響を受け、制限された状況です。この感染拡大は、大きなパラダイムシフトをもたらし、今後対面での会議等はオンラインへ移行し、必要最小限になっていくのでしょう。一方で、生活を見直し、自分の回りや自身を見つめる機会を与え、健康意識の拡大ももたらしています。

こうした中でも、直接対面での討論は重要であり、特に対面で得られる情報や影響の重要性を知る医療者には、その機会が制限されるデメリットが徐々に蓄積している事と思います。本来ならば、お互いの情報を直接対面で交換し、日常の診療・研究・教育に活かしていきたいところですが、残念ながら、第12回の本学術集会も延期にも関わらず、対面で開催できる環境になく、完全オンラインでの開催となります。

今回は、少しでも身近な興味深い情報提供を考え、食と健康に関し、特別講演として鹿児島の特産である焼酎を科学する話題を鮫島吉廣先生(鹿児島大学前焼酎学講座教授)に、ランチョンセミナーとして、「医食同源―薩摩黒膳から人参養栄湯研究まで」という演題で、乾明夫先生(鹿児島大学漢方薬理学特任教授)にご依頼しました。また、教育講演として、すぐに臨床に使える内容とし、総論として白尾一定先生(地域医療機能推進機構(JCHO)宮崎江南病院 院長)、加治建先生(鹿児島大学病院総合臨床研修センター特命教授)、糖尿病領域の基本的な栄養管理を出口尚寿先生(鹿児島大学糖尿病学分野特任講師)にお願いし、多くの会員に興味を持っていただける内容に致しました。オンデマンドで学会終了後も2週間ほど参加費納入の方にはオンデマンド配信しますので、有益な情報としてください。

一般口演につきましては、全てオンラインでの提供とし、事前録画を作成していただき、当日討論する形式で行います。簡便な作業ですので、多く演題をお待ちしています。

有意義な学会となりますよう、内容・視聴方法を十分工夫したものに致しますので、多くのご参加をお待ちしております。

2021年3月

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