
会長挨拶
日本栄養治療学会東北支部 第11回支部学術集会
会長 中野 徹 (東北医科薬科大学医学部 外科学第一教室 教授) |
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時下、皆様におかれましては、ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。平素より格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。
この度、2025年9月13日(土)にトークネットホール(仙台市民会館)において開催される日本栄養治療学会第11回東北支部学術集会の当番学会長を拝命いたしました、東北医科薬科大学の中野徹と申します。
栄養治療の分野は、近年ますますその重要性が認識され、患者様の回復や生活の質の向上に貢献するため、医療現場において欠かせない要素となっております。さまざまな疾患における治療において、栄養管理が予後に与える影響は計り知れなく、今後もその実践と科学的な裏付けを深めていくことがますます求められています。特に、経静脈栄養や経管栄養の普及、摂食嚥下障害への対応、リハビリテーション、特殊栄養療法、高度侵襲期の患者対応や癌患者に対する支持療法、地域包括ケアシステムにおける食支援や調理研究、さらにはサルコペニアやフレイルといった高齢化社会における新たな課題に対し、その役割は拡大し続けています。
本学術集会は、さまざまな職種の方々が集まり、各々の研究成果や臨床経験を基にした情報の交換と、活発な議論が行われる貴重な場であると考えております。参加者の皆様には、意見交換を通じて新たな知見を得ていただき、明日からの臨床実践に役立てていただけることを期待しております。この学術集会が実り多いものとなり、皆様にとって有意義な学びと交流の場となることを確信しております。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。