会長挨拶

第55回日本側彎症学会学術集会を迎えて

第55回日本側彎症学会学術集会
会長 松山 幸弘
(浜松医科大学整形外科 教授)
会長
第55回日本側彎症学会学術集会を2021年11月5日(金)~6日(土)の二日間にわたって、アクトシティ浜松で開催させて頂きます。伝統あるこの学術集会の会長を務めさせて頂ける事、誠に光栄に存じます。またこの機会を与えてくださった学会会員のみなさま、役員の皆様に心より御礼申し上げます。
また全国各地で感染症対応にご尽力されている全ての医療者の皆様に心より敬意と感謝の意を表したいと思います。 第55回のテーマは「雲外蒼天」とさせて頂きました。これは試練を乗り越えていき、努力して乗り越えれば快い青空が望めるという意味を示します。 コロナの閉塞感が漂う中、日頃の臨床の疑問を晴らし、青空が臨めるような学会にしたいという気持ちの現れです。そうです、人生は楽しく嬉しいことばかりではない。誰もが辛く悲しい時期を乗り越えるからこそ、明るい将来に出会えることができる。そう心に問いかければ、毎日を乗り切る原動力になります。目玉となるシンポジウム5つを予定しました。

1: International case discussionとして
若年から高齢者までの脊柱変形症例のcase discussion

2: 肩バランス(neck tiltを含む)-評価法から手術時のポイントまで-

3: ビデオセッション(AIS) AIS Lenke type 1,2 -私の手術手技 こだわりポイント-

4: ビデオセッション(成人脊柱変形手術)高齢脊柱変形への挑戦
-私の手術手技 こだわりポイント-

5: EOSに対する治療の適応と限界

International case discussionでは、海外からライブウエブで参加頂き、症例検討を予定しています。またできる限りビデオを用いたセッションを多く取り入れ、できる限り目に訴えるような、心に残る学会にしたいと思います。
まだ新型コロナウイルス感染の状況は安定している状況ではありません。学会はハイブリット形式で行いますが、できる限り多くの会員の方に現地参加して頂きたく、皆様とお会いし、face to faceでの討論の良さを噛み締めたいと考えております。どうかよろしくお願い申し上げます。