ご挨拶
第144回東海産科婦人科学会を2024年3月9日(土)~10日(日)に、愛知県産業労働センター ウインクあいちで開催させていただきます。新型コロナウイルス感染症による学会のオンライン化は利便と効率の向上に寄与しましたが、中堅・若手を中心とした人的交流の機会を大切にしたく、昨年の杉浦教授にならいまして今年も現地開催のみとさせていただきたいと思います。
2024年4月より医師の働き方改革が本格的に始動することとなります。産婦人科医として当然ですが、分娩は24時間365日待ってはくれません。これは産科医だけの問題ではなく、婦人科医、生殖医、女性医学医の全ての産婦人科医師が協力しないと乗り越えられません。一方で「研究や発表は研鑽なのか?」ということが懸念はされます。しかし、学会発表は、研究の第一歩であり医学の発展にはかかせません。さらに若手医師が研究を行い学会で発表をすることは、症例の勉強だけでなく、人と人のつながりから、財産になっていくものと考えます。また、外部講師の先生も多く招聘させていただき、第一線の先生とも交流しただければと思います。
是非、中堅・若手の先生がこの会を経て、多くの議論をしていただければと思います。教室員一同、皆様の御参加をお待ちしております。
第144回東海産科婦人科学会
会長 池田 智明
(三重大学医学部附属病院病院長・産科婦人科学教授)
(三重大学医学部附属病院病院長・産科婦人科学教授)