会長ごあいさつ

第38回日本喉頭科学会総会・学術講演会
会長 楯谷 一郎
藤田医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
会長
この度、第38回日本喉頭科学会総会・学術講演会を、令和7年(2026年)3月5日(木)~6日(金)、ウインクあいちにて開催いたします。藤田医科大学が本学術講演会を主催いたしますのは、第4回(岩田重信会長)以来34年ぶりのことであり、大変光栄に存じるとともに、その重責に身の引き締まる思いでございます。このような機会を賜りました折舘伸彦前理事長、平野滋理事長、ならびに学会役員・会員の皆様に、心より御礼申し上げます。
日本喉頭科学会は、喉頭基礎問題研究会を前身として1989年に発足した伝統ある学会であり、本邦のみならず世界における喉頭科学の発展に多大な貢献をしてまいりました。喉頭科学は、人々が豊かな社会生活を営む上で欠かすことのできない発声機能や、QOLに直結する嚥下機能を守る、重要な分野です。また喉頭は、これらの機能を実現するために高度な発達を遂げた、きわめて魅力的な臓器です。そこで本学会では、喉頭と喉頭科学の魅力を再認識するとともに、若い世代にも広く知っていただくことを目的として、学会テーマを「喉頭すごいぜ!」といたしました。
特別講演では、ソウル大学のSeong Keun Kwon先生に、長年取り組まれている喉頭の再生医学研究についてご講演いただきます。また、元耳鼻咽喉科医であり、現在はAI研究の第一線でご活躍の早稲田大学電気・情報生命工学科 井上真郷先生に、人工知能の現状と将来展望についてお話しいただきます。
シンポジウムでは、喉頭基礎研究、喉頭枠組み手術、喉頭微細手術、喉頭検査法をテーマに、各シンポジストに最新の取り組みとその魅力を語っていただきます。さらにパネルディスカッションでは、司会から提示された再発喉頭癌症例の治療方針について、真剣勝負の熱い討論がパネリスト間で繰り広げられます。教育講演では、これから臨床研究を始めたい先生方を主対象に、臨床研究をどのように進めれば良いか、スペシャリストがわかりやすく解説いたします。加えて、学生・初期研修医・専攻医を対象とした実技講習もご用意し、喉頭枠組み手術や音声検査の体験をしていただく予定です。
会場のウインクあいちは、名古屋駅から徒歩数分と交通至便な立地にございます。ぜひ名古屋にお越しいただき、学術と交流のひとときをお楽しみいただければ幸いです。
皆様のご参加、ご発表を心よりお待ち申し上げます。
事務局:藤田医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1番地98

事務局長:山原 康平
運営事務局:株式会社 オフィス・テイクワン

〒461-0005 名古屋市東区東桜一丁目10番9号 栄プラザビル4階B号室

TEL:052-508-8510 FAX:052-508-8540 E-mail:38jla2026@cs-oto.com