会長挨拶
第59回日本脊髄障害医学会 学術集会 会長 飛驒 一利 札幌麻生脳神経外科病院 院長 |
第59回日本脊髄障害医学会を2024年11月7日(木)〜8日(金)に 沖縄名護市の万国津梁館にて開催させていただきます。
本学会は1966年に始まって以来の伝統ある学会であり、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、リハビリテーション科、神経内科と脊髄障害に関わる多くのサブスペシャルテイ が関わる大変重要な学会であります。
私を育てていただいた北大脳神経外科の先生方、都留美都雄先生、阿部弘先生、岩崎喜信先生と共に本学会に参加してまいりましたが、その学会を運営することになりましたのは大変光栄なことと思っております。実りある学会となるよう現在準備をしております。
学会のテーマは「多様化社会で求められる医療」としました。本学会は脊髄損傷を中心として脊髄障害から様々な脊椎脊髄疾患に対する診断、病態の解明、治療、管理、リハビリテーションについて扱っております。多様化社会においては脊髄障害者の医療についても多様性が求められ、本学会の特徴でもあるOT, PTなどのリハビリスタッフや看護師を含めた議論は重要なことと考えております。とりわけ近年では本学会が脊髄再生の進歩の様子を国内外に発信する重要な学会となってきております。このようなことから多様性を持つ本学会が担う役割は大きく、多くの領域から基礎、臨床の諸問題について議論を深めて参りたいと思います。
学術集会開催地は私のいる札幌ではなく、沖縄といたしました。晩秋から冬のはじめに当たる11月の札幌は寒いばかりで、大雪が降ることもあり、皆さんにご迷惑をおかけするかもしれませんので、思い切って南の沖縄に集まっていただくことといたしました。
11月の沖縄は台風もなく、気温は25度前後と快適な環境です。会場は空港からは少し遠いのですが、名護湾に臨む会場周辺は素晴らしい環境です。皆様とお会いするのを今から楽しみにしております。
第60回の学術集会の前夜祭として、多くの魅力あるプログラムを考えて参りたいと思います。日本全国から多くの皆様の参加をお待ちしております。
皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。