会長挨拶
第14回日本臨床栄養代謝学会中国四国支部学術集会 会長 眞次 康弘 県立広島病院 栄養管理科/消化器・乳腺・移植外科 |
この度、第14回日本臨床栄養代謝学会中国四国支部学術集会を開催させていただくことになりました県立広島病院栄養管理科/消化器・乳腺・移植外科の眞次康弘と申します。
日本臨床栄養代謝学会は2020年に支部再編成が行われ、中国支部と四国支部が統合して「中国四国支部」として活動していくこととなりました。今年度からは両支部が一同に会して中国四国支部学術集会を開催いたします。この記念すべき学術集会を担当させていただくことになり大変光栄に存じます。ご支援いただきました役員、会員の皆様に深く感謝申し上げます。
3年目に入ったCOVID-19パンデミックのなかで、現在もすべてのエッセンシャルワーカーが社会・保健システム維持のため献身的努力を続けております。当初は医療従事者のワクチン接種も進み、会場での発表・討論の意義も大きいと考え、今回は「集合型」開催を予定しておりましたが、オミクロン変異株BA.5の急激な感染拡大により、やむを得ずWEB開催形式に変更させていただきました。会員各位におかれましては諸事情をご理解いただけますと幸いです。
本学術集会のテーマは「チームで極める栄養管理-急性期から回復期まで-」とさせていただきました。COVID-19への対応で、私たちはあらためて「チーム医療」の重要性を認識したものと存じます。また、わが国は高齢化社会となり医療費増加が大きな課題となっています。一方で、医療従事者のタスクシフト・シェアも進めなければなりません。まさに「チーム医療」の推進が求められており、「栄養」の果たす役割が大きいことは明らかです。
シンポジウムでは急性期から回復期医療までの栄養に関わるチーム医療の実践と課題を共有し議論したいと存じます。特別講演は東邦大学栄養治療センターの鷲沢尚宏先生にお願いしております。各セミナーでは最近の栄養管理トレンドについてエキスパートレクチャーを企画致しました。一般演題では臨床検討から症例報告まで多くの演題を応募いただきました。みなさまのご参加を心よりお待ちしておりますとともに、ご指導とご支援のほどよろしくお願い申し上げます。