会長挨拶

第8回日本臨床栄養代謝学会東北支部学術集会

会長 元井 冬彦

山形大学医学部外科学第一講座
会長

本年度の学術集会を担当致します、山形大学外科学第一講座の元井冬彦です。

本学術集会は、臨床栄養・代謝に関わる様々な職種の皆様が参加し、症例報告や臨床研究の成果を発表して、意見を交換し議論を深める場として2022年9月3日に開催されます。前身の東北静脈経腸栄養研究会から数えて第36回、日本臨床栄養代謝学会東北支部学術集会として第8回の学術集会になります。歴史と伝統のある本学術集会をお世話する機会を得たことを、多くの会員・役員の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

一昨年から続くCOVID-19感染症(コロナ禍)は、医療の現場や社会に大きな影響を及ぼしており、現場でご苦労されている方も依然多いと思います。コロナ禍以前であれば、現地に一堂に会して対面で議論し、親睦を深めることが当たり前であった種々の学術集会も、現地集合型からハイブリッド形式やオンライン開催に移行しております。オンライン開催は、対面に比べて議論がし難いなどの意見もありますが、一方で時間の制約が少なく場所を選ばず参加できるなどのメリットもあります。多忙な医療現場・どこからでもから発信・視聴できることは、今後の学術集会のあり方として重要だと思います。

医療の現場において、栄養代謝の果たす役割はますます大きくなっています。種々の疾患・病態において、栄養サポートを行うことでその転帰が改善します。チーム医療・多職種連携の代表的な形としてNSTがあり、その普及・発展にJSPEN本部・各支部活動が果たした役割は大変大きいと思います。また、栄養・代謝学の知識・知見は領域横断的であり、医学・看護学・薬学などの様々な学問と結びつくことで、学際的な深みを与えてくれます。日常医療の現場で遭遇する諸問題を栄養・代謝の視点から見つめ直した症例報告・臨床研究を発表して頂き、多くの皆様に学びの場を提供できればと考えております。

今回はオンライン形式の開催です。教育講演・共催セミナーで最先端のご講演を拝聴する企画も準備しております。場所や時間の制約を気にせず、多くの方に参加・発表・視聴して頂ければ幸いです。

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