プログラム

特別講演

大原毅賞受賞講演

田原榮一賞受賞講演

研究奨励賞発表

合同セッション

■日本癌学会合同セッション 患者由来オルガノイドPDOを用いた基礎研究から臨床応用

【企画趣旨】
患者由来オルガノイド(patient-derived organoids: PDO)は、腫瘍の分子特性や腫瘍内不均一性を反映しうるモデルとして、がん生物学の基礎研究のみならず、KRAS阻害薬をはじめとする新規薬剤の薬効評価、さらには個別化医療に向けた治療反応性予測など、幅広い応用が期待されている。一方で、樹立成功率、培養条件の標準化、臨床検体との乖離、解析系の再現性といった技術的課題も依然として残されている。
本セッションでは、消化器癌領域におけるPDO研究の最新知見を共有するとともに、基礎研究から臨床応用への橋渡しにおける課題と展望について議論することで、PDOを基盤としたトランスレーショナルリサーチのさらなる発展に資することを目的とする。

■日本癌治療学会合同セッション 腫瘍学視点から考える消化器癌周術期治療の最適化

【企画趣旨】
周術期治療は、進行消化器癌における予後改善を目的として確立されてきた治療戦略である。近年では、免疫チェックポイント阻害剤の導入や、circulating tumor DNA(ctDNA)をはじめとするバイオマーカーの発展により、周術期治療は新たな進化の段階に入りつつある。特に、腫瘍生物学的特性に基づいた治療層別化や、微小残存病変(minimal residual disease: MRD)の評価に基づく治療最適化が重要な課題となっている。また、胃癌領域では、免疫チェックポイント阻害剤も加えた周術期薬物療法による治療成績の向上が報告されているが、一方で、術前診断の難しさなども実臨床では極めて重要な課題である。本セッションでは、各種消化器癌における周術期治療の最新エビデンスを共有するとともに、腫瘍学的視点から見た治療戦略の再構築と、個別化医療への展開について議論する。

シンポジウム

■シンポジウム1 アンメットメディカルニーズ:腹膜播種への新たな挑戦

【企画趣旨】
腹膜播種は、消化器癌における代表的な難治性転移形式であり、依然として予後不良の主要因の一つである。その背景には、血流に乏しい腹膜病変における薬剤到達性の限界や、特異的な腫瘍微小環境、さらには画像診断による病勢評価の困難さなど、複合的な課題が存在する。近年では、腹腔内化学療法や分子標的治療、免疫療法に加え、腹膜播種特異的なバイオマーカーや新規ドラッグデリバリーシステムの開発が進みつつある。本セッションでは、腹膜播種に対する基礎研究から臨床応用に至る最新の知見を共有し、治療戦略の革新と予後改善に向けた新たなアプローチについて議論する。

■シンポジウム2  AIを用いたがん研究・がん診療

【企画趣旨】
網羅的なゲノム・エピゲノム解析の進展により、消化器癌の分子本態の理解は大きく進展してきた。近年では、単一細胞解析や空間トランスクリプトームなどにより、高次元かつ多層的なデータが蓄積されている。これらの複雑な情報を統合し臨床的価値へと転換する手段として、人工知能(AI)の重要性が急速に高まっている。一方でAIは、オミクス解析にとどまらず、内視鏡・病理・画像診断における診断支援、予後予測や治療反応予測モデルの構築、手術支援技術の開発、さらには治療戦略の意思決定支援など、臨床現場における応用も急速に進展している。
本セッションでは、AIを活用した基礎研究から臨床応用に至る幅広い研究を対象とし、マルチモーダルデータの統合解析および実臨床への実装可能性について議論する。

■シンポジウム3  外科学における精緻医療

【企画趣旨】
近年、外科学は低侵襲手術の進展、ロボット手術の普及、さらにはバイオマーカーや画像・AI技術の導入により、大きく変容しつつある。これに伴い、従来の画一的な治療から、患者個々の腫瘍特性や全身状態に応じた精緻かつ個別化された外科治療の重要性が高まっている。本セッションでは、外科治療の最適化に向けた基礎的・臨床的研究、各施設における新たな取り組みや工夫を含め、幅広い視点からの演題を募集する。外科学における精緻医療の現状と今後の展望について議論する。

■シンポジウム4  がん研究の社会実装:スタートアップによる創薬の新潮流

【企画趣旨】
近年、がん研究において基礎研究成果を臨床応用へと迅速に展開するトランスレーショナル研究の重要性が高まっている。とりわけ、研究成果を実用化へとつなげる「社会実装」の観点から、大学発スタートアップの果たす役割が注目されている。これらのスタートアップは、新規治療標的の探索から創薬開発、さらには臨床試験に至るまで、アカデミアと産業の橋渡しを担う存在として期待されている。本セッションでは、スタートアップを中心としたがん治療法開発の最新事例を共有するとともに、研究成果を革新的治療へと結び付けるための戦略や課題、産学連携のあり方について議論する。これにより、消化器癌研究の新たな展開と社会実装の加速を目指す。

ワークショップ

■ワークショップ1 ベンチ to ベッドサイド、そしてビヨンド:分子標的治療及び免疫治療の新展開

【企画趣旨】
免疫チェックポイント阻害剤(ICI)をはじめとする分子標的治療の進展により、多くの癌種において治療戦略は大きく変化している。一方で、治療効果の予測や適切な患者選択はいまだ十分とは言えず、臨床応用可能なバイオマーカーの開発は重要な課題である。本セッションでは、基礎研究から臨床応用、さらには実臨床での実装(beyond)に至る一連の流れを見据え、バイオマーカーに基づいた消化器癌の集学的治療戦略や、多くの治療経験から見えてきた新たな課題などについて、臓器横断的に最新の知見を共有し、その臨床的意義と今後の展望について議論する。

■ワークショップ2 ベンチ to ベッドサイド、そしてビヨンド:研究手法の開発

【企画趣旨】
近年、データドリブンな解析手法の進展とともに、ヒト生体に基づく研究(human biology)の重要性が高まっている。これに伴い、患者検体を基盤とした解析や、介入研究によるproof of concept(POC)の取得を可能とする新たな実験系の構築が求められている。
消化器癌研究のさらなる発展には、腫瘍の発生機構や進展過程を精緻に解明するための革新的な研究ツールと手法の開発が不可欠である。本セッションでは、ゲノム・オミクス解析、オルガノイド培養、先端イメージング技術、動物モデルなどを活用した最新の研究手法を共有する。
さらに、これらの手法を基盤とした基礎研究から臨床応用への橋渡し(bench to bedside)およびその先の実装(beyond)に至る研究について議論し、消化器癌における新たな診断・治療戦略の創出につながる研究基盤の構築を目指す。

■ワークショップ3 ベンチ to ベッドサイド、そしてビヨンド:前がん病変検出法

【企画趣旨】
前がん病変の検出は、がんの早期診断および予後改善に直結する重要な課題である。近年、分子生物学的解析の進展により、発がん過程の理解が深まり、どの病変が臨床的に意義のある前がん病変であるのか、またそれをどのようなバイオマーカーや検出手法で捉えるべきかについて、新たな知見が蓄積されている。
一方で、これらの成果が実臨床における早期発見やスクリーニング戦略の最適化に十分結びついていない癌種も存在し、基礎研究と臨床応用の間には依然としてギャップが残されている。
本セッションでは、分子バイオマーカー、画像診断、内視鏡技術、液体生検など、多様なアプローチによる前がん病変検出の最前線を共有し、ベンチからベッドサイド、さらには実装(beyond)に至る課題と展望について議論する。

■ワークショップ4 ベンチ to ベッドサイド、そしてビヨンド:がんの微小環境

【企画趣旨】
近年、がん微小環境(tumor microenvironment: TME)の研究が進展し、腫瘍細胞のみならず、免疫細胞やがん関連線維芽細胞(cancer-associated fibroblasts: CAF)など宿主側の多様な細胞が腫瘍の進展や治療応答に重要な役割を果たすことが明らかとなってきた。これらの細胞間相互作用やシグナル伝達機構の解明により、免疫療法や分子標的治療の新たな戦略が構築されつつある。
本セッションでは、がん細胞と微小環境との相互作用や、がん微小環境における標的分子に関係するシグナル伝達経路と免疫機能への影響を利用した治療戦略、また、CAFをはじめとする支持細胞を標的とした新規治療戦略など、基礎研究から臨床応用、さらには実装(beyond)に至る最新の研究成果を共有し、その臨床的意義と今後の展望について議論する。

■ワークショップ5 ベンチ to ベッドサイド、そしてビヨンド:がんと栄養

【企画趣旨】
栄養は、がんの発生・進展に関与する代謝環境の形成から、治療耐性や免疫応答の制御、さらには患者の予後や生活の質に至るまで、がん医療において重要な役割を担っている。近年、腫瘍代謝や宿主の栄養状態に関する理解が進み、栄養介入を基盤とした新たな治療戦略の可能性が注目されている。
一方で、周術期管理や化学療法・免疫療法中の栄養介入、さらにはサルコペニアや悪液質の評価と対策など、臨床現場における実践的課題も多く残されている。
本セッションでは、腫瘍生物学に基づく基礎研究から臨床応用、さらには実装(beyond)に至るまで、癌と栄養に関する幅広い研究を対象とし、その臨床的意義と今後の展望について議論する。

■ワークショップ6 ベンチ to ベッドサイド、そしてビヨンド:低侵襲手術

【企画趣旨】
低侵襲手術は、消化器外科領域において急速に発展し、患者の早期回復や合併症軽減に寄与する重要な治療戦略となっている。腹腔鏡手術やロボット支援手術の普及に加え、周術期管理の工夫や術式の改良などにより、低侵襲化のさらなる追求が進んでいる。
本セッションでは、低侵襲手術に関する基礎的検討から臨床成績の評価、各施設における工夫や取り組みまで、幅広い演題を対象とする。日常診療における実践的な経験や課題も含めて共有し、低侵襲手術のさらなる発展と最適化について議論する。

一般演題(口演発表)

一般演題(ポスター発表)

全員懇親会

12月2日(水) 18:30~20:00(予定) 第1展示場(B1F)

事務局: 山梨大学医学部 外科学講座第1教室
〒409-3898 山梨県中央市下河東1110
運営事務局: 株式会社 オフィス・テイクワン
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事務局長: 古屋 信二
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