会長挨拶

このたび第17回日本栄養治療学会近畿支部学術集会を担当させていただくことになりました。自分自身が栄養の分野に足を踏み入れて20年余り、当時は手探りの中で立ち上げたNSTも今では多くの病院、施設に活動は広がり、なかでも近畿の活動は常に先進的であり、本支部を率いてこられた先輩先生方の功績には目を見張るものがあります。しかし、このNST草創期に活躍された先生方の多くが指導的な地位となり、次世代への継承も課題となってきました。本大会のテーマ「点と点をつなげる」には栄養管理の多職種連携、地域連携だけではなく世代間の連携の理念も盛り込み、実行委員長として京都市立病院 外科の錦織達人先生、事務局長として御所西歯科クリニックの中川研人先生の京都を率いる次世代のホープの先生方に参画いただきました。両先生が中心となり新たな視点からのユニークな企画や興味深い演題に対しては優秀演題賞も準備しています。その一方で症例報告や様々な取り組み事例の紹介など若手の先生方の発表の機会として一般演題やポスター発表も大歓迎です。是非、多くの先生方にご参加いただき、点と点をつなぎ、そして面をなすような活発な交流の場となればと願っています。