会長挨拶

第45回日本脳神経外傷学会
会長 中瀬裕之
奈良県立医科大学脳神経外科

会長
第45回日本脳神経外傷学会を2022年2月25日(金)- 26日(土)の2日間、THE KASHIHARA(奈良県橿原市)で開催させていただきますことを教室員一同大変光栄に存じます。
日本脳神経外傷学会は、頭部外傷の病態の予防・解明・治療のために1968年に脳・神経外傷研究会として設立され、2010年から一般社団法人となりました。これまで、重症頭部外傷の治療を主とする基礎的研究や臨床研究の経験や知識を会員がシェアしてきました。また、脳神経外科のみならず、救急科・整形外科・リハビリテーション科・基礎研究者・メディカルスタッフ・救急救命士など多職種が参加する学会として発展してきました。近年は、スポーツ外傷、幼児虐待、外傷後高次機能障害、低髄液圧症候群など社会的な問題も取り上げられ、多様な病態への理解と治療法開発を目指すようになっています。このような流れを考えて、テーマを「社会が求める脳神経外傷学 - 病態と治療を究める」とし、頭部外傷や脊椎・脊髄外傷の臨床分野のみならず、外傷診療体制(外傷センター)や基礎研究、社会的なテーマなどの分野でジョイントカンファレンスを設け、活発な意見交換を行う企画を計画いたします。また、韓国やアジアの開発途上国と連携し脳神経外傷に関する臨床経験と臨床研究を推進するような取り組みも企画致します。
会場は大和黎明期の古墳や神社が残る明日香村・橿原・桜井エリアに位置し、飛鳥の古墳文化をたどりながら、歴史や社会の発展とともに移り変わる「古都奈良・飛鳥」の魅力をたっぷりと味わっていただけます。また、近くには初代神武天皇が即位した橿原神宮があり、「日本のはじまりの場所」と言われています(会場から徒歩10分)。参道は広く、鳥居や拝殿・門は厳かな雰囲気につつまれ、開運・出世・勝運の強力パワースポットと言われています。学会の合間にぜひご参拝いただき、神聖なパワーをもらってください。
コロナ感染症対策で大変多忙な状況ではありますが、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

2021年2月吉日

事務局:奈良県立医科大学 脳神経外科 〒634-8522 奈良県橿原市四条町840
事務局長:古家一 洋平(奈良県立医科大学 救急医学講座 高度救命救急センター)

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