日本脳神経外科学会の方針により、第41回脊髄外科学会の演題登録では、下記の倫理関係手続をお願い申し上げます。
倫理承認が必要な研究については、演題登録時に倫理承認番号を申告ください。
また、倫理承認が必要な研究で、演題が採択され、発表する際には、COIスライドに倫理承認番号を記載してください。
以下チェックリストを必ずご確認ください。
本学会の定める「脳神経外科の臨床・研究・教育に関する倫理指針」(2019.5.16改正)に則り、以下を遵守してください。
- 1. ねつ造、改ざん及び盗用したデータや研究結果を用いていない
- 2. 適切な手続きを経ずに既に発表した研究成果を重複して用いていない
- 3. 科学的あるいは社会的な客観的事実と相違する内容ではない
参考例
「複数の施設のデータを用いて発表したい。」
→各施設長にデータ使用の許可を得ておく。得ない場合は盗用と見なされる場合がある。
「数年前に同施設から学会発表、論文発表している症例群に追加して発表したい。」
→先行発表者の許諾を得ておき、発表時に先行研究の存在を明らかにする。
「本学会が所有するデータを解析して発表したい。」
→元データそのものを提示する場合は問題ないが、データを解析して新たな知見を得て発表する場合、
その解析の妥当性や公表による社会的影響も勘案すべきであり、本学会学術委員会での審議を要する。
人を対象とした医学研究の場合は、プライバシー保護、患者同意などについて、日本脳神経外科学会「人を対象とする生命科学・医学系研究の学会発表や論文投稿における倫理チェックリスト」(令和7年7月8日一部改訂)に則り、十分に配慮してください。
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1. 発表される研究や症例報告においては、個人情報への配慮、インフォームドコンセントの取得方法、倫理審査委員会(認定臨床研究審査委員会)の審査と承諾、情報公開、有害事象発生等について、正しい対応がとられていなければなりません。
また、侵襲または介入ありの研究や前向き研究においては、必要に応じ各施設倫理委員会の承認番号や、公開データベース登録番号の追記が望ましいことに留意してください。(注意:後向き観察研究でも倫理委員会審査は必要)
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2. 人から取得された試料やカルテなどからの要配慮個人情報を扱う場合、原則、何らかの形で患者の同意が必要となります。
対応例
- 症例報告での口頭による同意取得とカルテへの記載
- 過去のケースシリーズ解析研究でのHP掲載によるオプトアウトなどの施行
- 侵襲を伴う研究の場合は文書による同意など
※参考
- 2024年1月23日(重要)今後の学術総会応募演題における倫理対応について
- 日本脳神経外科学会ホームページ > 学会について > 研究倫理審査委員会